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京都の山で自転車と戯れる。

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ライ麦

Author:ライ麦
京都の29er_MTBer

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木島平クロスカントリーマラソン

第二回大会から出続けて、今年で3度目。
林道あり、シングルトラックあり、担ぎありで70Kmを走る
過酷なレース。
けれども、過酷なだけではなく、
おもてなしやエンターテイメントが付属しているのが魅力で
リピーターが続出している。
私もそして家族もその内の一人。
前夜祭では地元木島太鼓の演奏があったり、
子供を対象にオモチャがもらえるじゃんけん大会。
そして地元の美味しい食べ物が振る舞われる。
09101915SBCA0321.jpg
091019SBCA0323.jpg

前夜祭でまったり、そしてじわじわと緊張感が高まり、
大会当日を迎えた。

AM5:30スタートゲートに自転車を並べる。
スムーズにレギュレーションチェックを済ませ最前列をゲット。
隣にはオリンピック選手の山本幸平選手。
そして3年連続トップの大江選手。
その他も自分より速そうに見える。
横顔と太ももを見て怯む。。。

AM6:00スタート。
この時間はいつもの朝ライド集合時間。
自然と身体が自転車をこぐ事に馴染む。
先導車に導かれ民家の間をすり抜ける。
程なくして林道に入り先導車が退く。
急にペースが上がる事もなかったので、
先頭集団に付いて行く事にした。
山本選手と、大江選手、大江選手と同じジャージの根本選手、
そして自分の4人。
自分の後ろにも何人かいたが、
気付けば、見えなくなっていた。
徐々にペースが上がっていた。
山本選手と大江選手はすごいスピードで離れてしまった。
さすがに追うのは無理。
先の事と自分の力量をわきまえて、
気持ちを落ち着かせる事にした。
けれども、気を抜くな!と自分に言い聞かせ、
だらだらと上る林道をこぎ続けた。
必死なのに根本選手は離れていく。
明らかに自分よりも強い。仕方がない。
自分の中で精一杯行こう!まだ先は長い。
そうこうしている内に、
コルナゴのシクロ車に乗った選手が追い付いて来てしまった。
自分はだらだらと長い上りが苦手で、
ズバズバと抜かれる光景が頭を過ってしまう。
抜かれた選手は自分よりも早いペースで追い付いて来たのだから、
それを追って自分のペースを乱すのは危険。
先の自分が得意な下りで仕留めよう!
幸いにも姿を見失うと同時に下りに入った!
挽回するためにぶっ飛ばす。
ゴール前のスプリントのように、
火が吹きそうな位にこいだ!
コルナゴシクロは一瞬で捕らえた。
止まっているかのように見えた。
15分程で下りは終了。
ここからはシングルトラックの上り。担ぎ。。。
乗車可能区間は一瞬で終わってしまう。
その後は巻き道をたどり、目の前に見えたのは。。。。
鉄塔作業用の先の見えない壁の様な斜面に設置された階段!!
愕然とする。。。
担ぎ上げた12kgオーバーの自転車が、肩に食い込む。
29erの大径ホイールがつっかえる。。。
足が重くて上がらない。
けれどもこんなところでもたもたしていては、
また追いつかれてしまうし、
前の選手にも追いつけない。
現在自分は4位!頑張れ!
踏台昇降の様に永遠に終わらない階段をやっと終え、
林道に出た。上ってるのか下ってるのかわからないような、
フラットでドロドロの林道を経て、見覚えのある舗装路に出た。
昨年は舗装路のヒルクライム区間に指定されていたところだ。
苦手な長~い長い舗装路の上りである。。。
昨年の大会ではここで何人かに抜かれた。
今年は絶対に抜かれたくない。
ここを乗り切れば、後半は下りがメイン。
鞭を打つ。何度も。
視線がどんどん近くなり、すぐ前の路面を見ていたのが、
前輪のハブに移り、ステム、トップチューブ、BB、、、
苦しくて前を見れない。。。
回転するクランクを見ながら、側溝に沿ってただペダルを回す単純作業。
時間が過ぎるのを耐えるように待った。
坂の途中でコース誘導の人の声がして顔を上げた。
山に向って伸びるシングルトラックを指差している。。。
まぢ?「ご苦労様です!」といいながら、苦笑いをしていたと思う。
そして、こちらのシングルトラックでもご丁寧に担ぎが用意されていた。。。
回転するクランクを眺めていた目が、
今度は引きずるように前に一歩ずつ出る足を眺める。
単純作業を続けながら、引き続きただ耐えて時間の経過を待つ。
そんなわけで、この区間の記憶はあまり定かではないが、
ところどころ乗ったりもしていたと思う。
ダダッと下ることはなく。舗装路の天辺に合流した。
随分と遠回りをした。いや?実は強引にショートカットをした格好か?
時間は明らかにかかるショートカット。
ここで第一チェックポイント。
応援家族がいる!生き返った気分だ!おいしい食べ物が用意されていたが、
グッと我慢してノンストップで通過。
一瞬だけフラットな舗装路、そしてまた林道を経てシングルトラックへ→
もちろん上り。もちろん担ぎ。。。
これが846プロジェクト流なんだ!
一昨年の大会で思い知ってはいたが、再確認させられた。
もう半ばロシア抑留の強制労働のようである。
前の三人の足跡とタイヤの痕跡を辿る。
前にも後ろにも気配はない。
意識が朦朧としながらも、45分毎のエネルギー補給と、
こまめな水分補給は怠らずに、やはりまた単純作業が続く。
すると、シングルトラックが乗れるようになり、下りだした!
得意な下りが始まった。急にテンションが上がる!しかも楽しい!!
特にテクニカルな箇所はなく、どんどんスピードを上げる。
そして、林道に出た。林道はフラットで、舗装路に合流。
なんと、先ほどのチェックポイントの少し先だ。
またまた随分と上にも下にも遠回りをさせられた。。。
ここから第二チェックポイントまでは昨年と同じコース。
だらだらと舗装路を上って、超ロング林道を下る。
だらだら舗装路を乗り切れば、超ロング林道で後ろを引き離し、
このままの順位でゴール出来るかも知れない!
胸が高鳴る!けれども、だらだら舗装上りでは油断できない。
自分がよく抜かれるシチュエーションだ。
ここで使い果しても、林道の下りで足を休めよう!
絶対に抜かれないように!!
約10kmのだらだら舗装路は長い。
「早よ下れや!もぉええって!しつこいぞ!」
等と叫びながらダンシングで休憩、シッティングでは自分をいじめ続けた。
ようやくだらだら舗装路が終わり、待ちに待った林道の下り。
水を得た魚のように、全力でこいだ!
カーブは轍をバンクに使って極力減速しない。
危険箇所でスピードダウンを促すように、
誘導員が立っていたが、シカトしてぶっ飛ばす。(スミマセンm(__)m)
直線ではアウタートップで加速!加速!50km/hオーバー。
下っても下ってもまだまだ続く林道は、
自分が前の選手との差を縮めるには最良のセクションだ!
そして見えた!!前を走る根本選手が!!
ハードテイルで、転ばないようにパンクしないように、慎重に下っているのが窺える。
一声掛けてぶち抜かしてもらった!!と言う事は!!俺3位!?
けれども喜ぶのはまだ早い。
このまま下って終わらないのが846流。
一担ぎあって、シングルトラックの下り。そして木島平の街中をぐるっと回ってゴールだ。
街中での上り返しで抜き返される危険がある。
下りはただひたすらにこぎまくった。
第二チェックポイント、通過。
ここからは10分程担ぎ。
後ろに根本選手がちらつく。焦る。。。
そして、シングルトラック下り。
ここはレースの中で一番テクニカルとされている下りセクションで、
細かいスイッチバックの急傾斜が続くが、
京都のトレイルに比べれば屁でもない。
トレイルを楽しみながら下って、またまた林道の下り。
木島平の町が見えてきた!
そしてゴールの公園も近い!!「いけ!いけーーーー!」
町中に入りくるくると民家の間をコースは回っていく。
ゴールゲートを真横に見ながら、また遠くの方へ引き離される。
これまた846プロデュースの意地悪なところだ。。。笑えてくる。。。
悪魔の舗装路の上りが繰り返しやってくる。
しかしここで抜かれてしまっては今までの頑張りが水泡に帰すことになる。
体が壊れてしまってもいいと思った!
ゴールで待つ家族に表彰台の上に立つ自分を見せたかった!
一段でも上にたちたい!
何度も後ろを振り返りながら爆走する。
自分には珍しく上り坂で爆走できた。これは火事場の何とやらか?
途中農道のあぜ道を通った。
「危険!スピードダウン!」の看板?何かわからないまま突っ込む!
前輪が横滑りして転倒、この期に及んで転倒とは。。。
しかも結構派手に転んで、用水路に転げ落ちた。
そして左足ふくらはぎに激痛が!!!
涙が出る。痛いのか?失敗して転んだ自分が悔しいのか良くわからない。
考える余裕もなく、コースに這い上がって、反対を向いたハンドルを力任せに戻して、
鼻水と涙を拭って自転車にまたがった。
ペダリングしながらふくらはぎを伸ばす。
幸いにもつりかけた為の痛みだったようで、問題なくこげる。
気を取り直して、後ろを警戒しながら先を急ぐ!!
遠くまで見渡せる直線コース。
後ろにも前にも誰も見えない。
いける!いけ!いけ!!
民家のところどころで地元民が応援をしてくれている。
それを励みに最後の力を振り絞る。
といっても、とっくに振り絞っていて、もうちぎれそうだ。。。
けれども、ここでやめれば一生後悔すると思った。
後ろはまだまだ見えない、このままのペースでゴールに飛び込めば、
表彰台は確実だ!
公園の建物が見えた!会場のBGMが聞こえる!
最後だ!!もう疲れも何も感じない!
ただ、足は回る!なら回せ!!こげ!!いける!!
出迎えの人がたくさん見えた!ゴールに辿りついた事に気付いた。
けれども、最後の最後で、とんでもない846悪戯が待っている。
これは昨日噂を聞いて下見をしていたので、ビビル事はない。
091019SBCA0319.jpg
川を飛び石で渡って、ガレガレの河原をDH!
得意のテクニカルなロックセクションだ!
091019SBCA0318.jpg
上の方でみんなが見ている!
「3位だよあと少し頑張れ!!」の声!!
やった!ゴールだ!!川から階段を3m自転車を担いで駆け上がった。
ゴールゲートが見えた!!やった!!やった!!
3番目にゴールゲートをくぐった!!
846さんのアナウンスが聞こえた。やった!俺ゴールしたんだ!!
振り返ったがまだ根本選手の姿は見えなかった。
よかった。。。

結果、1位の山本選手と、2位の大江選手は20代でカテゴリー違い。
そんなわけで、総合では3位となったが、30代のクラスではトップ。
表彰台の一番上に立つことが出来た!
091019SBCA0331.jpg
091019SBCA0332.jpg
戦利品は米5kg。それよりもやっぱり賞状がうれしい。
091019SBCA0329.jpg
091019SBCA0334.jpg
リザルト
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Theme:自転車
Genre:趣味・実用

comments(10)|trackback(0)|レース|2009-10-19_21:37|page top

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No title
 苦しさとの葛藤が手に取るように分かるレポートですね。

 優勝おめでとうございます。担ぎのあるレースって面白いですよね。使うMTBの選択も変わってきたりしますね。

 是非参加してみたい気もしますが、この時期は24時間がありますからちょっと考えないといけませんね。近場でこんな楽しい大会は無いですかね。それとも自分たちでやっちゃいましょうか?
No title
去年とうってかわって、激しいコースやったみたいですね~。

>細かいスイッチバックの急傾斜が続くが、
>京都のトレイルに比べれば屁でもない。


まさにそうやと思います。
僕にとっては、登りも下りも京都のトレイルがいまんとこ最難関です。
No title
Sugoiさん
Sugoiさんが参戦されると、
敵が一人増えてしまうので出ないでくださいv-8
担ぎのあるレースって面白いですか????
私はちょっと、、、シングルトラックは大歓迎です!!
ないなら創ればいい!!なんてかっこいい事言ってみたいですね!
近場で面白いレース!
ネタは十分にありますしねv-218
No title
G君
確かに激しいコースでしたv-40
ベースは同じだったのですが、
あっちこっちに嫌がらせのように迂回させられました。。。
そしてその迂回ルートが全て担ぎ!!
たまりませんでしたv-12
No title
846のレースは、おもいっきりMTBが楽しめるので最高です!
来年は是非都合をつけて参戦したいと思います。
なぜなら、来年は40歳なので、mine君とは年齢別のカテゴリー違いになるので、チャンスはあるかも・・・なーんてね!冗談です。
No title
遅ればせながら、おめでとうございます。
いやぁ、熱いレポートですね。普段のmineさんとは違う一面が見られた気がします。
週末の米争奪戦、こんな熱い走りはできそうもありませんが、自分なりにがんばってみます。
前転王さん
自分は木島XCにもうどっぷりです。本当に面白い!MTBで遊び倒すには最高のイベントですね!家族で楽しめるのも最高です。来年は行けたら一緒に行きましょう!
NAMさん
長々と読んでいただいたんですね(^^ゞありがとうございます。週末の米争奪戦頑張ってくださいね!NAMさんなら体重相当の米を奪取出来ると思います!期待してますよ~
No title
文才ありますね~!引き込まれました。
「京都のトレイルに比べ・・・」の行など読んでいてシビレましたよ。

屈辱的な抜き方をされた、コルニャ~ゴのシクロ車は、
大会遠征やライドなど一緒に走ってる私のMTB友達です。

彼、木島平にハマリ今回3回目の参加、
普段は、29er鉄の硬尻使い。5王は低体温症でリタイヤ。(似てますね・・・)
京都の29re使いが「カヤノ平の牛のように遅く、フレームにハエが止まるほどトロイのでぶち抜いた」と言っていたと伝えておきます(笑) トレイル案内人もやってるので、
一緒にライドしに行きましょう。
No title
ycrさん
コルニャゴさんお知り合いでしたかv-13
失礼致しましたm(__)m
少しだけ話しましたよv-69
29硬鉄、木島3度目、王滝低体温、、、
共通点多すぎですv-10
是非トレイルライドでもご一緒したいです!

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